知らない方もいると思うんで言っておきますが、
うち、一応動画を作る会社なんですよ。
で、小4の息子がある日突然
「動画編集スクールに入りたい」
と言い出しまして。
へえ、そんな気持ちのいい自立心あるんや…
と感動したのも束の間。
気づいたら、親の私は一切検索もしてないのに、
「ここがいいから調べて」
「体験授業申し込んで」
と言われるがままにオンライン体験授業を申し込み、
体験授業が終わる前に入学を決めていました。
その流れでちゃっかり私のMacより
スペック高いPCを使ってる。
母、震えたw
ゲーミングにも動画編集にも耐えられるほどのスペックのPCは、とても小4に安易に与えて良い金額ではございませんのよ。
で、ここからが本題です。
この息子の一連の流れを冷静に分解したら、マーケティングの真理が丸裸になったんですよ。
むしろ大人が忘れてしまったいちばん大事な購買動線を、うちの息子が小4で全部やってのけたワケです。
人は商品ではなく人で買う
この鉄則を、彼は完璧に体現していたんです。
息子の購買プロセスを分解するとマーケの教科書だった
まず時系列を整理します。
・スクールの存在を知ったのも、息子が推してる登録者80万人のゲーム実況YouTuberの発信
・動画編集に興味を持ったのも、そのYouTuberが動画編集スクールの話をしていたから
・体験教室を受けた理由も、その人が主催しているから
・決定打は『この人のスクールだから』
・商品説明はゼロ、比較もしない、口コミも見ない
・秒で入学
大人が聞いたら
「え、そんな適当な判断で?w」
と思うかもしれないけど、残念ながらこれがリアルな購買行動の正体です。
むしろ大人が複雑にしすぎなんですよ。
CTAだの、ベネフィット訴求だの、顧客導線だの、すぐ横文字で盛り上がる。
ゲーム実況の合間に、
「僕が主催している子ども向け動画編集スクールがあるよ!」
「概要欄から体験授業を申し込んでね!」
みたいな広告(しかもYoutube広告ではなく動画に組み込まれたお知らせ)
を見て、いわゆる自然と教育がかかった状態になったワケですね。
大人ほどマーケティングをこじらせる
そもそも間違ってるのが、ほとんどの人が「商品を売りたい!」と思って、
商品を売ろうとしちゃうんですよ。
商品を売ろうとしちゃうんです。
でもこれがそもそも間違いなんです。
説明を重ね、機能を盛り、良さを語りまくる。
でもね…
お客さんはそんな説明、
一切求めてない。
自分にとって「好き」な人であり、
自分にとって「いつも見てる」人であることが大前提。
だから発信で大事なのはやり方やハウツーをこねくり回して発信することではなく、
人として
好きになってもらうことです。
「好きな人の世界観が好き」
「その人の作るものは全部信じられる」
ここが満たされてれば、もう何もいらない。
大人も本当は同じなんですよね。
ただプライドや恐怖が邪魔して、信頼貯金よりスペック説明に走ってしまう。
商品が売れない理由の8割は…
商品の魅力を伝え続けることも確かに大事ですし、
セールスのテンプレや型に沿って進めることも大事です。
でも、結局選ばれるのは、
魅力的な「人」であるかどうか
が全てです。
全てです。
「その人の世界観が好き」
「その人の発信が信用できる」
そして、
「その人から学びたい」
ここなんですよ。
小4の意思決定はこれだけで成立していた。
逆に言えば、大人の停滞はここが抜け落ちているだけ。
マーケティングは実はバカみたいにシンプル
大人として悔しいけど、
あのYouTuberの動画編集スクール、息子にとっては
・商品認知
・興味
・信頼
・意思決定
・行動
全部一撃で完了してるのです。
もっというと、「表の発信」によって
・商品認知
・興味
・信頼
・意思決定
ーー↑ここまでが温まった状態でーー
・行動
ここに至るので、小難しい動線を引いたり
テクニカルなことを考えなくても、成約するのです。
(でも、もちろんそのスクールはWEBマーケもしっかり作り込んでおられてますよ!)
じっくり説明したり、セールスファネルを設計したり、
LINE配信や個別相談のスクリプトをこねくり回したり、
成約率を上げるノウハウを聞いたり難しく考えるのは、むしろ遠回り。
本来マーケティングってここまでシンプルなんです。
読者のあなたに今日からできること
この息子の動線を真似すればいいだけなので、実践ステップは超シンプル。
・まずあなた自身の素を出す。週2回は人柄が伝わる投稿
・商品説明より「なぜ私がやっているか」を語る
・専門性の話より、日常と価値観を見せる
・導線は小学生でも理解できるレベルに簡単化
・体験前に『この人だから安心』を作っておく
だってゲーム実況のYouTube発信で、
動画編集スクールが売れるんですよ。
これがもし、Youtuberが動画編集のノウハウばかりを発信していたら、
絶対に息子はスクールに興味を持たなかったでしょう。
結局、商品を選ぶのはロジックじゃない。
人です。
まとめ
息子が入学を決めた理由はただひとつ。
『この人のスクールだから』
それだけです。商品を売る前に、
人として好きに
なってもらえてるか。
そこが整えば、集客も成約もびっくりするほど楽になります。
マーケティングって、実は小4で理解できるくらいシンプル。
むしろ大人がややこしくしてるだけ。
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