SNSを見ていると、どうしても
フォロワーが多い=影響力がある
とか、思いがちです。
でも、これまで色々なクライアントさんを見てきて、
正直この2つはあまり一致していません。
フォロワーが多いのに売れていない人もいれば、
フォロワーが少ないのに、淡々と売上を作っている人もいる。
淡々と。
今回は
「なぜその状態で売れているのか」
を、事例として整理してみます。
①フォロワー300人で…
まず一人目。
フォロワーは300人ほどの、
WEBライティング業Aさん。
数字だけ見れば、完全にSNS下手族ですね?(猛毒)
でも、売上は月商数百万。
この方の発信は不思議なことに
バズっているわけでもなければ、
なんなら再生数も3桁です。
ぶっちゃけ実績として紹介するのも躊躇する数字ですね?(猛毒)
でも、リールを見た人が
個別相談に来て、成約するのです。
しかも「なんとなく」ではなく
「この人しかいない」という理由で。
ここで起きていたのは、
リールが「集客」をしていたというより
信頼を爆上げしてた
ということです。
フォロワーが多いから売れたのではなく、
伝えたい相手に、必要な言葉が届いていただけ。
DRMの王道をストレートに貫いてる例ですね!
②技術見せ中心なのに…
次の事例はネイリスト講師のB先生。
元々、2000フォロワーくらいのアカウントでしたが
現在はフォロワー1万超えのビッグアカウントになってます。
ネイルケアを中心とした技術見せが中心のアカウントです。
え?まって、さとみさんいつも
「技術動画は伸びるけど売れない」って言ってない?
と思ったあなた。
この先生の場合は違います。
リールをきっかけに、
過去の投稿が隅々まで
見られているのです。
隅々まで。
隅々まで見た上で、
「この先生の講座受けたい!」と気持ちがセットアップされた状態で
フロントセミナーや個別相談に来られる。
「もはや金額提示待ち」だそうですw
理由はシンプルで、
技術を見せているけど、
「どうやって教える人なのか」
「どういう考え方の人なのか」
が、技術動画を通じてちゃんと透けて見える。
専門用語は一切使わずにわかりやすい解説をすることで、
「わかりやすいし、置いてきぼりにならなそう」
と実際の講座でのレッスンがイメージできるんですね。
結果、
フロントや個別に自然に流れてくる。
技術発信でも、「人」がちゃんと見えると
リールは顧客教育を担える、という例です。
二人に共通していたこと
どちらの方にも共通していたのは、
フォロワー数の多さではありません。
リールが認知を拡大したり売り込むための道具ではなく、
信頼を積み上げる役割
を担っていたことです。
再生数を取りに行くリールではなく、
「この人、なんか分かりやすい」
「この人の考え方、好きかも」
と思わせるリール。
だから、数字が小さくても
人が動くのです。
リールはバズを狙うものでも、
フォロワーを増やすためだけのものでもなく
フロントへの
静かなプッシュ
として機能させることがめっちゃくちゃ大事なのです。
じゃあ、なぜ?
ここまで読んで、
「でも技術動画だけでフォロワー伸びて
ちゃんと集客できてる人もいるなら、
顔晒してまでトークリールやらんでよくない?」
と思った人もいるかもしれません。
確かにそうやわな。
顔出しブロック族がピーピー言う声が聞こえてくるので、一つ刺しときますが、
当然「ただの技術動画」ではない。
確かに映像は手元だけ。
でも、声があり、話し方が柔らかい。
距離が近い。
技術を見せながら、同時に
「この人、話しやすそう」
「この人から習ったら分かりやすそう」
という印象まで渡しているんですよ。
つまり、
見せているのは技術でも、
伝わっているのは「人」。
トークリールと同じ役割が果たせているんです。
だから動線が機能し、フロントにつながり、集客できているわけです。
逆に言うと、
技術映像とテロップだけを無言で並べていたり、
セリフ棒読みのアフレコは
どれだけ伸びても、結局その他大勢から抜け出せません。
これが
技術系発信が伸びても影響力に変わらない人と
ちゃんと仕事につながる人の決定的な差。
大事なのは・・・
・誰に
・何を
・どんなスタンスで伝えているか
リールが再生数を稼ぐ装置ではなくなり
信頼を積み上げる歯車が噛み合ったときに
売上は、上がるわけですね〜!
逆に言えば、どれだけ技術があっても、
この視点が抜けたままなら
アカウントは一生、その他大勢にしか見られません。
ここを変えない限り、
次のステージには行けませんのよ!!

