先日、大阪でショート動画撮影会を開催しました。
久々に一日で46本撮影。
いや、正直クレイジーな本数でしたわw

台本打ち合わせで「エネルギー」の凄さを一生懸命話す、かしやん氏wこの後彼女の台本は全て却下となる
台本、即・全ボツw
参加者の皆さんには事前に台本を用意してきてもらいました。
でも私はプロデューサー。妥協は一切許しません。
内容を見て「これ、ダメ」「こっちもボツ」……と即ジャッジ。
人によっては 全てボツ。
その瞬間、会場は笑いと絶望の入り混じったカオス状態です。
「うわー、私全部ダメだぁ!」と笑いながらも、顔はお葬式。

でもこれ、私からすれば当然なんですよ。
「つまらん」と思うような構成でそのまま撮影しても
「ただの自己満動画」が量産されるだけ。
私の現場は「映える撮影」じゃなく、
「売れる動画」を撮る場所なんです。

↑こちらは、本日のために12本分気合を入れて台本を用意してくれた、愛すべきクライアントの「まっつ」氏。
もの悲しげな背中から分かるように、12本全ての台本にボツを喰らった記念すべき瞬間の1枚である
撮影現場は即興の連続
ショート動画の台本はざっくり400文字が目安。
でも話すスピードやクセは人それぞれ。
「あ、これクドいな」
「このまま行くと撮影尺が長くなりそうだな」
と思ったら、その場で台本を削ります。
撮影中も、撮りながら即興で削ってセリフ指示を出します。

↑「さあ背後から振り向きざまに!!」という指示をノリノリでこなすベテランの風格、まさみ氏
動き・角度・表情も、即興で演技指導を入れる。
- 演技指導(即興)
- 台本修正(即興)
- 代わりの企画提案(即興)
すべて現場で同時進行。
だから撮影現場は常に戦い。
発信者が 300%恥を捨て切る 覚悟がなければ、
到底ついてこれません。
なぜそんな即興ができるのか?
参加者からも「どうしてそんなに即興で修正できるんですか?」とよく聞かれます。
答えはシンプルで、これは 私のキャリアに染み付いた習慣なんです。
私は元ネイリスト。
10年以上、コンテストや先生のデモ作品をひたすら
「観察・記憶・分析」してきました。
- 上位作品を目に焼き付け、工程や仕上がりの違いを分析
- あらゆる角度から作品を記憶し、自分の仕上がりと比較
- 微差を見抜いて修正することを徹底的に繰り返す
この訓練が、今の「即興力」になっています。
動画撮影も同じです。
頭の中で「理想の画」を明確にイメージし、今目の前の光景と照らし合わせる。
そこに差があるなら、何をどう直せばいいか瞬時に判断する。
これがプロデューサーとしての私の武器です。

↑このわたし、戦地に赴く兵士かよw
撮影会で露わになる“メンタルの壁”
面白いのは、撮影会に参加すると「人前で全力を出すこと」に
慣れていない人ほど挫折しかけること。
- 恥ずかしさが抜けない
- 声が小さくなる
- 表情が固まる
こういう壁に直面して、
思った以上に自分の弱さに気づくんです。
でもここを乗り越えられない限り、発信者としては絶対に成功できません。
現場で全力を出せない人が、
画面越しに人を惹きつけられるわけないですからね。
だから私は妥協しません。
「まだ恥ずかしいです…」なんて言葉は即却下。
フロントに立つ発信者なら、300%恥を捨ててください。
撮影会を通して学んでほしいこと

↑「もうよくわかんないんでとりあえず撮ってください!」という信じられないくらいの丸投げwで、岐阜から参加してくださった希さん。もちろん何のご用意がなくても私の即興力で撮影はスムーズに終わりましたw
この撮影会で私が参加者に伝えたいのは、単に「動画の撮り方」ではありません。
- 自分の限界を超える勇気
- 即興で対応する柔軟さ
- そして“恥をかき捨てる”覚悟
動画の出来栄え以前に、この3つが身についていないと、
結局どんなに発信してもただの”雑音”です。
ただの雑音です。
まとめ:甘えた発信に未来はない
46本を撮り終えた日、正直体力はめちゃくちゃ削られましたw
でも「売れる動画を残す」という結果には妥協していません。
フロントに立つ以上、発信者は甘えられない。
- 台本がダメなら全ボツ
- 撮影中に修正が入るのは当たり前
- 即興の修正に耐えられないなら、この世界では戦えない
残酷ですが、これが現場のリアルです。
だから私は言います。
中途半端な“自己満動画”を量産してる人たち、
あなたの発信はただの雑音です。
売れる動画を撮りたいなら、恥を捨て、即興に飛び込み、
現場で叩き上げられてください。

(みんな疲れたよねw酒が美味しかったぜ)