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ビジネスマインド

全日本チャンピオンになったら絶望した話

私、一応ネイルエキスポという日本一大きなネイルイベントの
コンペティションで、優勝経験がございます。

ネイリストのみんな、
もうすぐエキスポだね!!

東京ビッグサイトの建物を見るだけで、いまだに当時の緊張が蘇るくらい
20代の頃の私は全身全霊をかけて毎年挑戦していました。

ありがたいことに上位には何度も入らせていただいてまして、
トロフィーも色々持ってます。

↑スペース取る上にかさばるので、今は実家のリビングに居座ってます。

なぜコンペティターになったのか

まずそもそもコンペに興味を持ったのは
16歳で入った大阪のネイルスクールに、東京校の講師の先生が
「コンテストで入賞しました」ってお知らせが掲示されていて
シンプルに「カッコええ〜〜〜!」って憧れたのが最初。

その先生に憧れてコンテストの世界に足を踏み入れました。

コンテストに出場して、私も入賞したい!上手くなりたい!

という思いで東京に上京してサロンに就職して。
もちろん最初からビギナーズラックなんてことはなく・・・

と言いたいところだけど、 当時は体力底知らずの20歳。

睡眠時間を削り、サロンワークの後も終電まで練習して、休日も練習して・・・ ってどっぷりネイル漬けで、

いきなり京都のコンテストで2位獲得。笑

(あぁーこの時の写真は、流石に残ってなかった汗)

そこから、次の東京のネイルエキスポでは160位まで落ちたwけど、
翌年また3位、2位に返り咲き、次第にコンテストの上位常連になっていきました。

↑EXPOでの初めての表彰台。
錚々たる先生方となぜか並んでしまい、なんで私が呼ばれたのかマジでわかってない。

↑これはラスベガスの大会で1位。
トロフィーはこのままだとデカすぎて持ち帰れないので、分解してキャリーに詰めて帰った

コンテストの虜に

コンテストの魔力ってすごくて、

負ければ負けるほど、
悔しくて燃えるんですよ。

もっと頑張って一位になりたい。って気持ちが強くなる。

もし優勝したら、チャンピオンになれたら、
ネイル界の全知全能の神になれるのではないかw

有名になりすぎて、M-1グランプリの優勝芸人みたいにフィーバーしちゃうんじゃないか。 雑誌のオファーも来るかな。えーどうしよう困るぅw

ネイル界のトップオブトップになりたい。

・・・って本気で思ってた。

そしてある年の東京ネイルエキスポで、チャンピオンで名前を呼ばれ、
表彰台に上げてもらい・・・

私は人生のピークを迎えた。

いや、その時はそう思っていた。

憧れてた大きなトロフィー。みんな羨ましそうに私を見てる。
ステージに上がるために、表彰式の前に化粧も直した!

だがしかし・・・

世界の狭さに気づいた

トロフィーを抱えてステージに立つ私の脳内は、光の粒が舞っているような状態でした。

「ついに来た。私は選ばれた側だ・・・」

※とんだ天狗野郎であるw

でも、客席を見た瞬間、すべてがひっくり返った。

もう夕方6時になろうとしている客席は、後列はスカスカで人はまばら。
2種目合計で600人近く出場しているはずなのに、
このステージの周りには、200人もいないんじゃないか。

なんだろう、思ったより・・・客席が小さいし、
表彰式を見ている人数もすごく少ない。

それもそのはずで、出場者は全員表彰式までしっかり見て帰るわけではないんですよ。

これはまた話すと長くなるからやめときますが、
表彰式でライバルが壇上に上がっていく姿を見て悔しさを噛み締めながら、自分の作品の出来と見比べて落ち込んでまた決意を新たにするところまでがコンテストの醍醐味だと私は思っていたんですけどほとんどの出場者は「あーダメだった、帰ろ」とか「子供のお迎えあるから帰らなきゃ」みたいなテンションらしく、表彰式まで見て帰る出場者ってそんなに多くないんですよね。だから出場者の3割くらいしか表彰式って参加しないんです。

・・・うまく言葉にできない、

なんとも言えない感情だった。

ステージに立ったことのある人の中でも、
わかる人はあまりいない気がする。

でもこれだけは、間違いなく言えた。

私が巨大だと思っていた世界は、
思っていたよりずっと小さかった。

チャンピオンになったのに、景色が全然広くない。
むしろ思っていたより小さくて狭い。


あれ?私が走ってた舞台って、こんなサイズ?

私はこんなに狭くて小さい世界で戦ってたの?

チャンピオンになった嬉しさよりも、

自分の中でまだまだ100点の作品が作れてなかった悔しさよりも、

人生最大の肩透かしだった。

※補足

勘違いしないで欲しいんですけど、

これは、決してEXPOがショボいとか、コンテストがつまらんとか、
そういうことではないのです。

東京ネイルエキスポといえば間違いなく日本国内最大のイベントであり、
そこで開催されるコンペティションは日本国内最大の大会です。

ネイルエキスポは間違いなく、
すごいイベントです。

だけど、自分が狭い世界しか見れていなかったこと、
自分を成長させるためにコンテストに依存していたこと、
コンテストで勝てれば全てが手に入ると勘違いしていたことを

思い知らされた瞬間だったのです。

コンペで勝てたら全知全能の神になれる、
ってそもそもそんなわけない。

コンペで勝てたら人生変わる、勝てたら有名になれる、
とか思っちゃってるその思考こそが

負け思考だったのである。

思ってたより、一番って…

チャンピオンって、

もっと私の人生を変えてくれると思っていた。

もっと劇的な何かが起きると思っていた。

でも実際は、自分の承認欲求が一瞬だけ満たされて終了。

私の人生も変わらないし、
誰の人生も変わらない。
もちろん世界も変わらない。

「一番を目指す」という行為は、
その世界のルールの中だけで順位がついただけ。

それが社会的にどれほどの価値があるかは、
また別の話なんですよ。

私は、思っていたよりも小さな箱の中で、一番を目指していただけだった。

本当に欲しかったのは

そこから数年が経ち、私は起業してSNS発信を始めました。
いろんな人の人生に触れる機会が増えて、ようやく気づいたことがある。

私は、一番になりたかった。

でも一番という言葉の定義は何かの世界でトップを獲るということではなく、

誰かの人生に
影響を与える存在になりたかった。

そして、誰かが影響力を持てるように
背中を押す存在でいたかった。

SNSはあのステージより…

発信は、チャンピオンのステージよりずっと広い。
SNSは世界に届く。

肩書きじゃなく、言葉と経験で人が動く。

一人の発信が、誰かの選択を変える。
誰かの価値観を変える。
ときに人生さえ動かす。

私が追いかけていた「一番」の世界より、
発信の世界の方がよっぽど広くて、影響力があると気づいた。

だから今の私は、
自分の発信で誰かの未来に火を灯したいし、
本当の実力者が光を浴びられるようにサポートしていきたい。

本当の価値とは

あの時受け取ったトロフィーは、
その時その種目で間違いなく成果を獲得できた証。

でもあの日表彰台から見た客席の衝撃が、
私の価値観をひっくり返してくれた。

一番という数字より、
誰かの人生を動かせる力の方がはるかに大きくて、広い。

私はもう、小さな箱で一番を取りに行くことはなく、
誰かにとっての一番を目指します。

ナンバーワンよりオンリーワン…ってSMAPかw

(あれ、これコンプラ的にネタにして大丈夫な曲かな?w)

これからも、発信を通して誰かの未来がそっと動く瞬間に立ち会っていたいです。

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行動しない人に時間割けないのでw