フォロワーが減ってる
私の周りでも結構いるけど、あまり大きな声で言えない悩み。
しかもこれ、5000フォロワーとか1万フォロワー弱で
アカウント運用歴が長い人に多い現象です。
かくいう私もフォロワー一番多かった時は1.7万人いましたけど、
そこから4000人くらい消えてますw
あまり誰にも言えないけど
実は私もフォロワー減ってるねん
っていう人は最後まで読んでください。
SNSで伸び悩んでる人も多いと思いますが、
実はあなたの力が落ちたわけではありません。
ほとんどはあるズレが起こってるだけです。
フォロワーが増えない、いいねがつかない、数字が止まった。
アカウント作り直そうか・・・
そんな声もたくさん聞くし、私も悩んでました。
だがしかし!!
実はSNSにはステージがあります。
ここを理解していない人ほど、実力と発信が真逆の方向へねじれていくので、
ガチで解説していきます。
「あるズレ」とは…
これはベテランに多いんですが、
インスタの運用年数が長い人ほど
「ハウツーを出せば伸びる」という呪いにかかり続ける。
すごい経歴を持っているのに、
なぜか自分で自分を安売りしてしまうんです。
言っておきますが、
ハウツーは初心者向けのコンテンツです。
実績もSNS運用歴も十分な人が数字が取れなくて、難易度を極限まで落としてただの
ワンポイントアドバイスおばさん(笑)
になってしまう構造がまさにコレなんですねぇ〜。
(イテテテテ!かくいう、私もやがな!)
フォロワーからしたら、
なんでこのレベルの人が、
そんな初歩の話してるの?
とギャップが生まれてしまうのです。
発信には3段階ある
SNSの発信は、ざっくり3つのステージに分かれています。
ただしこの理論はあくまでもサトミによる独断アンド偏見にまみれた、脳内根拠と経験だけに基づいたものなので、
もっと詳しいインスタの先生とかは、違うことを言ってるかもしれません。
でも、的を得てるからちゃんと聞いてほしいw
1:ノウハウ発信。
お役立ち情報、ハウツー。ビギナー向けの認知獲得フェーズです。
まずはフォロワーの土台を作る場所。
たとえばネイルなら
「プレパの手順」「浮かせないベース塗布のコツ」みたいな。
エステなら「むくみが取れない原因3つ」
コンサルなら「インスタ集客導線の作り方」
とかですね。
いわゆる検索されやすい情報です。
この段階では人柄より、相手の知りたいことを伝えられていて、相手の役に立つかどうかがすべて。
2:属人発信。
「この人、なんか好き」「つい追ってしまう」
そんな人格を好きになってもらうフェーズ。SNS中級者がここです。
・自分の仕事の裏側や、選んだ理由
・サービス提供のこだわり
・お客様との会話やドラマ
・失敗談、人生のアップダウン
・プライベートでの出来事
など、いわゆるこの人が言うから聞きたい!を作る段階です。
この段階の一番のポイントは「感情に訴求すること」。
ここからは情報よりも自分自身の経験を伝えることが大事です。。
やり方よりも、なぜそのやり方を選んだのか。
結論よりも、その結論に至るまでのストーリー。
成果よりも、その裏にあった揺れや葛藤。
読者は情報の正しさではなく、人としての厚みを見に来るようになります。
そして、
この人が言うなら信じられる
この人の選び方が好き
そんな感情が積み重なっていくのです。
属人発信とは、情報の精度ではなく、人生の文脈で信頼を積み上げる段階。
人としての説得力が数字に変わるゾーンでもありますね。
3:あり方発信。
生き方、価値観、姿勢、世界観。
もはや存在そのものがブランドになっていくフェーズ。レジェンドですねw
・何を大切にしているのか
・どう生きてきて、どう選択してきたか
・人生観・価値観
・その道10年以上の視点で語る、本音や哲学
・次の世代に伝えたいこと
など、情報を超えて生き方そのものに価値を感じてもらえる段階。
言葉の鋭さで刺すのではなく、「この人みたいに働きたい」「この人の考え方が好き」
「この人生観で生きたい」と人としての尊敬が生まれます。
経験年数や実績の厚みによって自然と滲み出る美学・姿勢・選択の軸。
それがフォロワーにとって、憧れや安心の指標になるフェーズ。
そしてこのステージ3に到達すると、
初心者ビギナーからは「なんか凄そうな人!」と尊敬され、
中上級者からも「この人の考え方いいなぁ!」と共感され、
初心者から中上級者まで全ての層を潜在顧客として抱えることができ
一気に影響力が増強していくのです。
発信者としてのゴール
このように、全ての発信者はステージ3を目指すべきです。
生き方、考え方、価値観に共感してくれるので、
薄っぺらい情報に群がるだけの人は減り、
あなたの経験や考え方、人としての厚みを武器にSNSで戦うことができるのです。
当然商品単価も上げられますし、顧客の質も上がります。
1つの落とし穴
ただし1つ落とし穴があって、
それはステージ1の「初心者向けのノウハウ発信」から
ステージ2の「属人発信」へ移行していくとき、
非常に高い確率で
フォロワー数は一旦減りますw
「情報」しか必要ないと思っていた人にとって、
そのアカウント主がどんな人であるか?を
いきなり顔出ししてトークリールとかやり始めると、
別にこの人のトークに魅力を感じてフォローしたわけじゃないねん!
となって、フォロワーは減ります。
で、もっと良くないのが、その「フォロワーが減る現象」にショックを受けて、
ステージ1の初心者発信に戻してしまうことです。
こうすると、属人では勝負できないので一生自分のファンを作れないまま燻り続けることになります。
フォロワーからすれば、特に今まで積極的に顔出しをしてなかった人が
突然トークリールに目覚めて発信のスタイルが変わったら、
そりゃ少なからず違和感を覚えますよね。
だから普通に考えて減って当然ですし、
進化するのに痛みを伴うのは
当たり前なんですよ。
YouTuberだって、
【お知らせ】チャンネルの方向性が変わります
とか時々上げたりしてるじゃないですか?
どんなことをこれから発信して、どんなふうに見せていくか?
これまでの路線と変わることによってフォロワーや視聴者も減るかもしれないけど、
何を基準に、何を発信していくかは、私たちが選んでいいんです。
明確な区切りはない
そして、このように大きく3つに分けたフェーズがあるよ〜って話をしましたが、
明確に分かれているわけではなくて
境目は非常にわかりにくいグラデーションです。
ステージ1と2をアカウントの中で混在させていきますし、
ステージ2と3を混在させていきながら、
徐々に発信の底上げをして次のステージへ向かわせていくのです。
ネイルのアカウントで例えるなら
ステージ1の技術ノウハウ動画と、ステージ2の属人トークリール発信を混在させることで
認知を広げながら、徐々に人柄を知ってもらうような設計にもできますよね?
つまり「今までのコレを捨ててこっちに振り切れ!」である必要はないのです。
それは、フォロワーも人間なので
人として育ち、情報や刺激に触れることで成長していくからですね。
だからステージ1発信のままでい続けると、
いつの間にか「フォロワーの方がその情報に詳しいように見える」みたいな逆転現象が起こってしまったりするんですよ。
正しく現在地を知ること
でも、ステージ3は誰でもいきなりできるわけじゃない。
ビギナーなら2年、中級者なら最低1年は必要です。
それはアカウントとしての土台がないと、
抽象度の高い発信は届きづらいからです。
逆に、ステージ2までやってきて、最近いまいち伸びが鈍化してるなあと感じる人は、
ステージ3に上げるタイミング。
でも、そもそも自分の現在地がわからない人にとっては
どの段階の発信でアプローチするかもわからないですよね。
SNSは自分の現在地を自覚していない限り、永遠にズレた発信を続けてしまう。
求められている自分と、出している自分が一致した時、数字は驚くほど素直に動きます。
あなたは今いる発信のステージ、
ちゃんと把握できてますか?

