先日、お世話になっている北原孝彦さんのYoutubeチャンネルに
出演させていただきました。
(動画はスクロールしたら下の方に出てきます)
そもそも起業する気はなかった
私は、お金が欲しくて起業した訳じゃありませんし、起業なんて全く考えていませんでした。自分が社長になるなんてイメージできたこともなかったし、そうなる理由もありませんでした。
確かに昔からルールを守れない人間なので、「正社員で働くのは向いてない」と漠然とは思っていたのですが
起業の仕方すら知らなかったですし、興味もありませんでした。
フリーランスで自由に働けばいいやと。
転機になったのは、「出産」。
自分には経験があるし、人より技術は上手いという謎の自負もあり(笑)、子供を産んでも、当たり前のようにいつでも復帰すればいい、と思っていました。
手に職があるってありがたいなぁ。仕事に困らないって素晴らしいなぁ。
とすら思っていた程です。
いつでも戻れるのがネイリストのいいところだよね、と。
でも、実際子供を産んでみたら、全然違いました。
ずっとネイリスト第一線でサロンワーク、講師をやってきて、
「子供を産んで、またネイルの仕事で働こう」と思った時、
そこに私が戻る場所は無かったんです。
子供いるよね、じゃあ急な発熱時どうする?
保育園は?旦那さんの協力は??
……もうね、目眩がした。笑笑
私がどれだけ今までの実績を話し、頑張る意思を見せても相手にもしてくれない。
絶望、そして
出産・子育てによって社会から断絶された結果
私の居場所は完全に失われました。
もちろん家庭に入って子供や夫のために頑張る人生もあったと思います。
けど、私には、向いてなかった(笑)
毎日子育てに追われ、誰とも話さず、家の中だけで終わる。そんな生活に、わたしは耐えられなかったのです。
だから自分の居場所を作るために、起業したのです。
居場所がないなら、作ればいい。
自分のアイデンティティを保つために、必要だっただけです。
中卒・シングルマザーの疎外感
低学歴でシングルマザーの私は
「高卒以上」という求人には応募すら出来なかった人生でした。
スーパーやコンビニのアルバイトも、多くは当たり前のように「高卒以上」と書かれていたりします。
昔から、面接という場所では100%「なぜ高校を中退したんですか」と聞かれ、その度に
「学校の勉強に意味を見い出せなかったので」と正直に答えるのですが、
ほぼ全員の面接官は「・・・??」という顔をしていました(笑)
そして、シングルという言葉のイメージから、
なんだか可哀想な人とか孤独なイメージを勝手に持たれることも多くあります。
(↑これ・・・何なんだろうマジで。笑 )
「シングルマザーだから」「子供がいるから」
と、周りに気を遣われるのも、すごく有難いけど、本当はとても悔しくて悲しいものです。
まるで世の中から疎外されてるみたいだし、親としての不完全であると言われているみたいで。
私は確かに子供の親でもあるのですが、
私は私ですし、子供は子供だとも思っています。
親としてのフォローはしますが、もう小学生なので、1人の人間として接しています。
できないことがあっても自分の責任だし、失敗もすればいい。
なので、私が親であることに強くフォーカスされて
「子供がいるから」「シングルだから」と言われるのは、なんか違うなと思ってしまうのです。
もっと私自身をフィルターを通さずに見て欲しいですし、そうやって見てもらえるようになりたいとも思います。
経営は、居場所づくり
ビジネスは、私に居場所を作ってくれました。
お客さん、生徒さんとの出会いを作ってくれました。
そして、こんな私でもこんなに稼げるんだ
という自信をもたらしてくれました。
たくさん失敗もしてますし、上手くいかなかったことも星の数ほどあります。
だけどこんな私でも、多くの人に必要としてもらえてます。
経営はノウハウじゃなくて、「生き方」だと思った今日この頃。
前原さとみのこれまでの歴史の詳細(笑)はYouTubeで観ることができます。
↓↓↓
ーーーーー
前原さとみ
株式会社WIZ GEL 代表取締役
NAILExpo プロ部門全日本ネイルケアチャンピオン🏆
JNA本部認定講師
高校中退後16歳でネイルスクールへ。
ネイリスト検定に4~5回落ちるも
(正確な受験回数覚えてないw)、
サロンワーク、スクール講師を経て
ネイルサロン&スクールを開業(現在はclose)
ネイル歴21年目
ネイリストの日常とお客さまの指先を
幸せに彩る、をコンセプトにした
フィルイン・アセトンオフ対応の
ジェルネイル商品「WIZ GEL」開発者
小2息子のシングルマザー社長