ネイル業界には長年、SNSや2ちゃん界隈で議論されていて
永遠に決着のつかない不毛なバトルがある。
その一つが
「ネイリスト検定は必要かどうか」
である。
ネイリストという職業は、エステなどと同じで、美容業種ではあるものの、
美容師アイリストのような「美容師国家資格」は必要がない。
また、サロンを出店するにあたっても保健所の登録も必要なく、
シャンプー台などの大掛かりな設備も必要ないため
本当に自宅の隅っこに椅子とテーブルを置いてサロンごっこからスタートすることも珍しくないし、
YoutubeやSNSの情報を頼りに練習しただけで「私でもできそう」と、
ろくな知識と経験もないまま「自称ネイリスト」を名乗る雑魚があとを絶たないのです。
ということで、今日はこの問題をぐさっと切り込んでいきます。
覚悟してね?
今の時代さ…
さて。
検定なんて今どき関係ないっしょ、という空気にはちゃんと理由がある。
現場で本当に評価されるのは資格の有無よりも
結局「予約が取れるかどうか」とか
「お客様に気に入っていただける技術や接客ができてるかどうか」じゃないですか。
だから別に検定に受かった瞬間に予約が増えるわけじゃない。
実際私は全日本チャンピオンになってもご新規様の予約が増えることはなかったし笑
でも、だからって「検定なんてもう意味ない」で終わらせるのは違うねんな。
この状況は片方だけが悪いわけじゃないのです。
検定派の怠慢
今から私の偏見だけで話します。
昨今のネイリスト検定の受験者が減ってるのは、時代のせいとかではなく
私たち認定講師側の怠慢
だと思ってます。
協会も認定講師も、内向きで保守的すぎた。
外に向けて「なぜ検定が必要なのか」をちゃんと発信してこなかったですよね?
SNSで変なこと発信できないし、とか、そもそもSNS向いてないから、とか
人によって色々あると思うんですけど
次の世代に技術と一緒にバトンを渡す努力を、ずっとサボってきたツケです。
今の状況は、自分たちで作った結果でもある。
検定は必要だよ、なぜだと思う?
汎用性の高いテクニックが詰まってるからだよ。
だからちゃんとお金かけてスクールに通って検定取ろうね。
という、
こんなに当たり前に自分たちが通ってきた道を、
なぜ下の世代に説明してこなかったのでしょう。
インスタですごいせんせーいっぱいいるよね〜
みたいなどこか他人事というか、自分は傍観者 みたいな意識が
今もあるんじゃないでしょうか?
じゃあ逆側、最短最速デビューや満席コンサルを謳う
「独学派」は無罪か?
というと、
そんなわけないだろ。
独学派が払う代償
はっきり言いますけど私は基礎をすっ飛ばして応用から教える
みたいな考え方が大嫌いです。
そして、数年くらいしかまともに活動してないのに
施術実績何千人!とか 別にすごくない数字をさもすごいことかのようにプロフィールに書いてる人もすごいダセぇなと思ってます。
その上で、そういうセンセーたちのコンテンツを見ていくと
まず、技術面や教え方の土台がない。
爪の構造も道具の基礎も理解してない。
人気の動画のやり方だけ表面をなぞって、それっぽく仕上げてるだけとか、
結構いるのが
どこかで習った○○メソッド をさも自分が編み出したコンテンツかのように
いろいろストーリーを肉付けして、
私はこの技術に救われた、だからこのやり方を広めたい
とか言ってたりするのです。
あなたが救われた経験とか
別に生徒さんには関係ないと思うし
そもそもパクリやん。
案の定、そういうところで一度夢見て学んだ人たちが、結局自信を持てなくて
後から「ちゃんと学び直したい」って言い出す。
あちこちのスクールやセミナー情報を漁って、製品もあれこれ手を出して、
結局どこにも辿り着けない
「迷子」になる。
こんなふうに、今のプロネイリスト全体の質が落ちてる原因は間違いなく
しょうもないネイリストが
講師ヅラしてきた結果だと思います。
そんで、ここからが一番愚かなところなんだけど。
結局ないものねだり
「検定派」と「検定不要派」は、長らくネイリスト界隈のSNSをザワつかせ、
長らく見事に対立構造になってる。
終わりなき不毛な戦争である。
たとえば検定派は、独学派に対して
「セルフ上がりが人に教えるな。発信や見せ方が上手いだけでしょ」
とか思ってる人も多いと思いますが、これは単純に
発信力への嫉妬ですね。
一方で、独学派は検定派に対してこう思ってるわけです。
「検定とか認定講師とか、現場じゃ役に立たない。どうせ現場じゃいらないでしょ」。
これは、
社会的信用への嫉妬です。
お互い、自分にないものを相手にだけぶつけてる。
とんだ泥試合。
ないものねだりで、相手の弱点だけをつつき合ってる。
どっちも片方しか持ってない者同士が、短い足で蹴落とし合ってるだけ。
傍から見たらどんぐりの背比べです。
生き残るのはどっち?
技術の土台と、発信の設計。
本当に生き残るのは、
この両方を持ってる人だけです。
いいですか。
「どっち派」とか言ってる時点で愚かだし、
だから不毛な争いから抜け出せないんです。
いい加減気づけ。
片方の武器だけで戦ってるうちは、いつまで経ってもこの不毛な蹴落とし合いから
抜けられない。
検定派は、その実力をちゃんと届ける発信を設計しないといけない。
独学派も同じです。
今どんなに発信で盛り返しても、いつか絶対に技術の底の浅さはバレます。
土台を舐めた代償は、後になればなるほど高くつく。
いいですか。
「どっち派」で消耗してる人たちは、
結局みんな自分の弱点から目を逸らしてるだけなんです。
土台がない人は発信で誤魔化して、
発信できない人は土台を盾にしてる。
どっちが優れてるとかではなく
どっちも雑魚なんです。
以上!

