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ネイルサロン経営

私が「自宅サロン」を選ばなかった理由

私の周りのクライアントや生徒さん、フォロワーさんでも

技術を身につけたり、実務経験を積んだら
 自宅ネイルサロンをオープンしたい!

という方を今まで本当にたくさん見てきました。

そのこと自体は、私は全力で応援したいですし、
低コスト・低リスクでミニマムに、手軽に始めることができるというのは
事業のスタートアップにおいてはとても大事なことだと思っています。

幸い、ネイルサロンという業種は、法律上の「美容所」には該当しないため、
美容室・理容室などと違って、開業する際に保健所の許可などは必要なく、
椅子とテーブルさえあれば誰でもすぐに始められるというメリットもあります。

つまり、開業に対するハードルがものすごく低いんですよね。

お金も掛からなければ、面倒な手続きも必要ない。
持ち家であれば、余った部屋などですぐに始めることができます。

ただ、私自身は人生で「自宅ネイルサロン」をやっていたことは
実は今まで一度もないんです。笑

前置きが長くなりましたが、今日はその理由や、
店舗・マンションサロンのメリットなどについても併せてお話しようと思います。

自宅サロンを選ばなかった理由①
住まいが賃貸や、分譲のマンションだったから

賃貸マンション、分譲マンションは集合住宅になるため、
そもそも管理規約で「住居以外の目的で使用すること」が禁止されていることがほとんどです。

なので管理規約上「家にお客様を呼んでがっつりサロンワーク」という形を取ることが難しかったのです。
一日1名程度であれば、そこまでバレないかもしれませんが、私の場合は初めから一日3〜5名以上、毎日施術をすることを想定していたので、頻繁に住人以外の「お客様」が出入りする状態を考えると「バレないようにこっそりやる」ということもできませんでした。

こっそりやっても、最悪の場合管理規約違反ということで追い出されてしまう可能性もありますからね。

自宅サロンを選ばなかった理由②
集客媒体が限られてしまう

自宅サロンの場合、WEB上に住所を公開することに抵抗が生まれます
「店舗兼住宅」として建てた家であればまだしも、普通の戸建てであれば、サロンである前に家族が生活する「家」ですよね。

なので当然、
・Googleマイビジネスなどのマップ上
・クーポンサイト・SNS・ホームページなどWEB媒体
・ポスティング用のチラシなど

に、明確な住所を掲載することに抵抗が生まれます。
もちろんこれらは、「ご予約確定後に詳しい住所をご案内します」と添えることでいくらでも対応ができるのですが、
明確な住所を載せられない(載せられるけど、抵抗が大きい)というのは、予約を完了させるまでお客様も明確な場所が分からない状態になってしまうため、サロンの新規集客においては意外とネックになってきます

また、住宅街などの場合は自治体によっては、例え敷地内であっても看板などは設置禁止となっている地域も多く存在します。

自宅サロンを選ばなかった理由③
軌道に乗ってきても、拡大しづらい

例えばサロンが満席になって、お客様がもう一杯に溢れてしまった時。

「もう一席増やして、スタッフを入れたいな・・・」

と思っても、自宅の部屋にスタッフを入れて働いていただく、
というのはプライベートの空間である以上、抵抗を感じる方がほとんどではないでしょうか。

自宅というのはご家族ありきの空間でもありますし、防犯上の心配もありますよね。

なので「ずっと一人でサロンワークをしたい」と決めている方なら全然良いのですが、私は最初から「忙しくなったらスタッフを入れたり、スクールをやったりして徐々に事業拡大していきたい」と思っていました。

一人でサロンワークをし続けることも素晴らしいことなのですが、
売上のアッパー(上限)がある程度見えてしまっていたので、自宅で始めるという選択肢は早い段階でなくなりました。

*ただ、「ゆくゆく自宅ではない場所で店舗を出すことを見据えて、手始めに自宅サロン」というやり方が最も堅実ではあるので、拡大志向のある方は、最初の数年だけと割り切って、自宅サロンから始めるのは全然ありだと思っています。
ある程度既存の顧客がいる状態で店舗を出す方が、初動の売上も立ちやすいので、キャッシュフローのイメージも明確に立てられますよね。

自宅サロンを選ばなかった理由④
自分を追い込んだ方が、早く成果が上がる気がした(笑)

店舗やマンションなど物件を借りて出店する場合、物件取得費用など、最初にまとまったお金がある程度必要になってきます。

そしてオープン後も、家賃+光熱費+仕入れ代 などのランニングコスト分は最低でも稼がないとすぐに赤字になり、キャッシュアウト(お金が底を尽きる状態)になってしまうんですよね。

これは本当に、人それぞれの性格だと思うのですが、
私の場合は「追い込まれた方が必死になるし、本気になるし、早く成果が上がるタイプ」だと自負していたので、

あえて「低コストでミニマムに手軽に始める」自宅サロンよりも、
「ある程度リスクが生まれる」店舗出店の方が、自分にも合っている気がしていました。(*オススメはしません笑

自己紹介の記事にも書かせていただいたのですが、実際問題として
予約が入らない、お客様が来ない、家賃払えない・・・ヤバイ!!!!
という状態に陥った時、焦り、不安、プレッシャーで潰されそうになりました。

でもその結果、それらを解決するためのありとあらゆる施策を考え、調べ、片っ端から実行することができたのだと思っています。

でも、あまりオススメはしません(笑)

番外編)シェアサロンを選ばなかった理由

実は、これらのさまざまな理由で「自宅サロン」という選択肢を除外してきた私ですが、

「シェアサロン」や「美容室一角のスペース借り」は真剣に検討したことがありました。

いくつか問い合わせたり見学に行くうちに「私は、やっぱり違うな」と感じたことがあったので併せて書いておこうと思います。

①予約が空いている時には美容室の受付業務なども手伝って欲しいと言われた

ごめんなさい。絶対嫌でした(笑)
ネイリストなのだから、ネイルのお客様だけ施術をしたいですし、美容室のメニューを覚えたりアシスタントのようなことをやるというのは、私には考えられませんでした。
これは、たまたま私が問い合わせた店舗が悪かっただけで、やらなくて良いサロンも数多くありますので、あまり参考にならない例ですね(笑)

②時間貸しのシェアサロンは、予約手続きが煩わしかった

お客様から予約の問い合わせをいただいた時に、
自分の予約スケジュールの空きを確認してから、シェアサロンの空き状況を確認し、
シェアサロンの予約をして、お客様に予約完了と伝える必要がありました。

つまり「シェアサロンの空き状況を確認して、予約をする」という手間が発生してしまうので、それがものすごく面倒に感じてしまい、嫌だなと感じてしまったのです。

③「売上の○%を収める」というシェアサロンだと、売上が上がれば上がるほど手取りが少なくなる構造だと気づいた

例えばですが、「売上の30%を支払ってください」というシェアサロンの場合、
月の売り上げが10万円であれば3万円。
20万円であれば、6万円支払い、手残りは14万円。
30万円であれば、9万円支払い、手残りは21万円。
40万円であれば、12万円支払い、手残りは28万円。
50万円だと、15万円支払い、手残りは35万円。

2〜30万を超えたあたりから、「もう店舗借りた方が安い」となります(笑)

同じ金額を払うなら、もっと自分だけの、何の制約もないお店を作りたいと思う方も多いはず。

もちろんシェアサロンによって、固定金額だけで良いところもありますし、
売上歩合だったとしても、10%〜20%以下と良心的な金額に設定されているところも多くあります。

このように、売上のシミュレーションをしてみた時、
どのくらい売り上げたら、どのくらい手元に残るのか?を冷静に考えると、
「あまり稼ぎすぎると、手取りが少なくなる」という構造に気づいたことで、シェアサロンは諦めることにしました。

まとめ

最後のシェアサロンについては、本当にさまざまな条件がありますし、さまざまな環境が存在するので、自分が損をしないようにまずは交渉してみるというのも手です。

私がシェアサロンを探していた頃はおそらく今よりも場所提供をしているサロンがまだまだ少なかったので、残念ながら好条件のところに巡り会えなかったのですが、
中には物件家賃相場より圧倒的に安い金額で場所を提供してくれるサロンがあったりもするので本当にご縁もあると思います。

このように色々と検討したうえで、私は自宅サロン(やシェアサロン)を今までやらずにきたわけですが、初めにも書かせていただいたように、低コスト・低リスクで手軽に始めることができるのは、自宅サロン・シェアサロンならではの最大のメリットでもあります。

私の場合は、最初から「まず月間100万円に最短で到達したい」みたいな野心がメラメラしていたので、自宅だと厳しいな、と思っていたのですが
例えば子育てしながらとか、家庭とうまく両立させながらネイリストとして働きたい、という方にとっては「自宅サロン」というのは本当に最適な働き方ができるとも思っています。

自宅は自宅で、仕事とプライベートの区別がつきにくかったり、生活感が出てしまうなど、
「お店感」を出すことが難しい場合もありますし、
店舗は店舗で、出勤するのが面倒に感じたり、移動時間がもったいない、何より家賃がかかります。

どちらも一長一短ですので、これから自分はどう働いていきたいか?ということをベースに、店舗か自宅か?を検討してみてもいいかもしれませんね。

参考になれば幸いです。

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