以前から、集客に関するご質問はすごくよくいただくんですが・・・
みんな、自分のサービスのコンセプト決めてないの?
特に、ネイリスト・美容師・アイリストさんあたりは職業柄というか、
「職人系」が多いので、この辺りを考えるのがとても苦手な傾向があります。
そんなわけで今日は
コンセプトについて・・・
話していくゥ!!!

コンセプトとは・・・?
コンセプトとは、一言でいうなら
「どんな悩みを持った人」に
「どんな商品を届け」、
「どんな未来に導くか」
というのを言語化したものです。
そう、そもそもお客様は、「悩んでいる」から、
あなたのサービスを欲しいと思ってくれるのです。
「ネイルを可愛くしたい」とかも、深く掘り下げれば
自分の手をキレイに見せたい→何も塗っていない爪に自信がない、自分の手がキレイじゃないと思ってる(=コンプレックス・悩み)
となってくるわけですね。
例えば・・・
私は、髪が癖毛で剛毛で全然キレイな髪質じゃないことがすごく嫌でコンプレックスなんですが、
カットでクセを活かすとか、その都度
アイロンで伸ばしてスタイリングしてどうこうとかもできるけど、
先月、ストレートパーマをかけてもらって髪が劇的にキレイになって
扱いやすくなったんです。
ドライヤーで乾くのも早くなったし、
起きて数回ブラッシングすればオッケーなくらい、髪がまとまるようになりました。
キレイになったしお手入れも劇的に楽になったんです。

このエピソードをもとに「コンセプト」を作るなら
これを「美容室のコンセプト」として整理していくと、こうなります。
「どんな悩みを持った人」(ターゲット=私)
髪が癖毛で剛毛多毛なので扱いづらいと感じている。
縮毛矯正をやったこともあるけどぺたっとしすぎて、なんか嫌。
とはいえ、髪の生え方は一生変わらないからある意味諦めている。
「どんな商品を届けるか」(サービス・メニューの内容)
その髪に必要な成分を補いながら、その人の髪質や頭の形、スタイルに合ったストレートパーマをかけてクセを伸ばしていく。
「どんな未来に導くか」(お客様が得られる未来=ベネフィット)
髪がまとまるようになって見た目がキレイになったのはもちろん、自分でも髪を扱いやすくなって、スタイリングやヘアケアが劇的にラクになったし、楽しくなった。
・・・いかがですか?
*実際に私が通っている美容室のコンセプトがどうなのかは、わかりませんよw
聞いたわけじゃないから笑
つまり「誰に何を提供し、どんな未来に導くか」ということに対し、
一貫性を持たせることで、
お客様の興味をより強く惹きつけるコンセプトになります。
「近所のママ友に来てほしい」とか言ってる場合じゃないんだよね。ほんと笑
これはサロン業でも、スクールやコンサル業でも、全てのビジネスに言えること。
お客様は悩みからの解放と変化、
そしてその変化によって得られる未来に対してお金を払うんです。
つまり、悩みのない人をターゲットにしてはいけません。
(悩んでない=お金を払って解決したいと思わない)

コンセプトを決めにくい理由
冒頭で、「ネイリスト・美容師・アイリストさんはこのコンセプトを定めるのが苦手な人が多い」とお伝えしましたが、それはなぜか。
簡単なことで、
「どんな商品を届けるか」というプロセスに価値を見出す人が多いからです。
もちろん、そうでない人もとても多いですが、
・お客様の髪を切るのが好き
・お客様のネイルをやるのが好き
という具合に、「施術の工程そのものを、やるのが好き」って人が多いんです。
だから、
「何を提供するか」だけの一点にフォーカスが当たってしまいやすく
「うちは○○トリートメントを提供してます!」とか
「××ジェル・○○ケアを導入してます!」とか
施術工程を中心に語る人がめちゃくちゃ多いの。
何度も言うけど、本来はその前後が大事で。
①○○な悩みを持った人に、
②○○トリートメントを提供することで、
③××という未来が手に入ります
この3つの要素を、自分の中で明確に言語化すること。
そうすれば、
「こんな悩みを持った人に来て欲しい」って思うお客様に見つけてもらえるようになり、
「こんな状態を手に入れたい」ってお客様に思ってもらえる。
コンセプトを、わかりやすく明確にするのは
集客活動において、基本中の基本です。
自分で言語化できてないなら、お客様に伝わるわけがないんだから。
参考にしてみてね!!
