みなさんご存知の通り(?)、私はかなり得意・不得意に偏りがあります。
例えば、国語とくに漢字は昔から得意で、
難しい漢字の読み書きも割と正確にできるし
漢字間違いも少ない方だと思う。
でも一方で、算数・数学については九九すら危うい笑
それに関連してかせずかは不明だけど、
経理・事務が致命的に苦手だし、
頑張って取り組もうとしても人より時間が3倍かかります。

また、私は感情が顔や態度に出てしまうタイプなのでどう頑張って隠そうと思っても、
笑ってはいけない場面で真っ先に笑い出しちゃったりw
それに加え忘れ物がめちゃくちゃ多くて、家に忘れるか、外出先で物をなくすか、が毎回起こります。
充電ケーブル、Airpods、ネックレスや指輪・・・無くした君たち、今いずこ・・・
(どうしようもない人間w)
ただ、普通にしてるだけなのに
そして私は小さい頃から「ただ普通にしているだけなのに、私だけ怒られる」という場面が
おそらく人より多かった気がします。
私が主導してる訳じゃないのに、なぜか私が主導してやらかしてるように見えちゃう。
だから真っ先に先生に怒られる。みたいな笑
ずっと、「なんで私だけ」って思ってたんですけど、
大人になって分かったのが、どうやら私は
「声が大きい」「目につく」「目立つ」「中心人物に見える」
っていう特性があるみたいで、
今考えると良くも悪くも大人の視界に入ってしまう子だったんだと思う。
20代の頃は、落ち着いた銀座のネイルサロンで働いていたのですが
普通にサロンワークしているだけで「静かにして」と多々怒られていました。
(イメージ沸くでしょ?わたし本当に声が通るのよw)

↑中央が私です(笑)
ある都内の店舗に配属されていた時、
声が小さくて落ち着いてて、すごく腰が低くて謙虚で、表情もあまり変わらないんだけど
時々見せる笑顔が可愛くて・・・みたいな女性の先輩がいて、
私もああいう落ち着いた接客ができるようになりたい!って思って
なるべく表情を消して、声を小さくして、謙虚な振る舞いを心がけて、
って見よう見まねで真似してみたこともありました。
そしたら逆に周りのスタッフから「元気ないね、大丈夫?どうしたの?」と心配されたり、
お客様からも「あの人愛想悪くて感じ悪い」とクレームが激増したんですよね(笑)
その時に思ったんですよ。
私はあの人みたいになりたいと思ってたけど、
なろうとする必要はないんだ。って。
自分に足りないものを埋めようとすると
自分に足りないものを、外側から埋めようとすると必ず「歪み」が生まれますし、
そもそもうまくいきません。
例えば私は表計算のエクセルがほとんど触れない(見ることはできる)のですが、
私が3時間かけて、調べたり失敗したり頭を使って考えて必死になんとか仕上げた
Excelのシートを、
私の秘書のゆきえさんは、たった15分で私よりも見やすくクオリティの高いものを仕上げてくれて、私の3時間は何だったんだろう・・・orzと絶望した
と言う逸話(笑)があるんだけどね

↑いつも涼しい顔で色々サポートしてくれるゆきえさん
つまり何が言いたいかというと、
自分が苦手なことを努力して工夫して我慢して頑張って、
やっと少しだけ克服して近づけたかも・・・!という頃には、
それが得意な人は、もう遥か先を行っていて、追いつくことなんてできないんです。
私に欠けてるところを克服したいな、と思っても、
所詮最初から得意な人には敵わないんです。
いわゆる「向いてない」ってやつですね(笑)
「向いてない」ことを自分で認めることが大事
「なんでもこなせる器用な人間になりたい」と誰しも思ったことがあると思います。
今の私にはこれが足りないから、これを勉強しよう。とかですね。
もちろんそれが「あなたに向いてること・得意なこと」であれば、
どんどん成果も出るでしょうし、
人よりも努力量が少なくてもうまくいくことも全然あると思います。
でもね。
もしそれが「苦手なことだから、克服しなきゃ」という感情がベースになってるなら、
それは違うよと言いたい。
苦手なこと、向いてないことに頑張って取り組んでも、
それが得意な人には敵わないの。
「私にはこう言うのは向いてないんだな。」
というのを、自分で認めると
ものすごく楽になります。
もちろん、起業家として、社会人として。
時に苦手なことにどうしても向き合わないといけない場面はいくらでも出てきます。
だってある程度外注したり任せたりできていても、
最終的には自分も把握しなきゃいけないものでもあるしね。

だけどそう言う時に「克服しよう」じゃなくて
「苦手なことだから、人より時間がかかってもしょうがない」
「苦手なことだから、人よりうまくできてなくてもしょうがない」
「苦手なことだから、自分なりに精一杯やればいいか」
って認めることが大事。
領収書の整理や経理の作業に丸一日かかってる私が言うんだから間違いない・・・!
足りないものを補うより、得意を伸ばす
日本の学校教育とかでも言えることだけど、
私は足りないものを補う努力をするより、
得意なことを伸ばすことのほうが苦じゃないし、突き抜けられると思ってます。
九九できなくても生きてこれてるしね!!!笑
得意なことを伸ばす方が自分でもやっていて楽しいし、
きっと人から褒められる機会も増えるし、それが自己肯定感が上がることにもつながる。
人見知りなのであれば、それを克服する必要はなくて、
自分の内面にある世界観や考えを大切にして生きていけばいいし、
人材の育成やマネジメントが苦手なのであれば、
逆に自分が一番のプレイヤーになって実績を上げ続ければいい。
人前で話したりセミナーをするのが苦手なのであれば、
一対一の個別コミュニケーションを軸足にしていけばいい。
技術が上手くなれないのであれば、
接客やおもてなしでお客様の心を掴めばいい。
自分のことを発信するのが苦手なのであれば、
商品(プロダクト)を魅力的に見せて人を惹きつけるやり方を見つければいい。
うまく避けながら、成功への道筋を作ることは誰でもできるの。
あなたの苦手なことや不得意なことは何ですか?
まずはそれを知り、自分でそれを認めることから始めよう!
